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――Last Battle――


December 17,2008
















メリー:時間ぴったり、っと。


さぁ、出て来い、グリランドリーともう一人のレッド!





サージャ:……しーん。


メリー:……遅刻、連中……?


サージャ:あ、メリーさん、あれ。





メリー:!


リン:来たわね。





メリー:その姿は……!


リン:懐かしい?でも、これは今の私の姿よ。


サージャ:魔力で仮想肉体を作ってるのか……。





リン:厄介な人、連れてるわね。


サージャ:俺が美し過ぎて、主役二人の姿が霞んじゃうって?


メリー:はいはい、そうね。


リン:……敢えて無視して問うけど、そっちのレッドはどうしたの?





メリー:同じ事聞き返してよいかな、グリランドリー?


リン:その名前は止めて。


私には、レッドに貰った「リン」って名前があるの。


メリー:……そうか、リン。


『私のレッド』のはまだ寝てるかも知れん。


リン:置いてきたのね。


メリー:犬死させたくは無いからな。





リン:……『私のレッド』はウェストフォートに向かったわ。


貴女がこうする事、読んでたのかしら……。


メリー:何、だと……サージャ、引き返すぞ!





リン:行かせる訳、ないでしょ。


貴女の相手はこの私、魔剣リンよ。


メリー:何故、私達が戦わねばならない!?


そんなに肉体が欲しいか!?


リン:……。


メリー:あ……。





メリー:……すまん……。


お前を鋼鉄に宿してしまった私が言える筋合いじゃなかった……。





リン:貴女……馬鹿というか律儀と言うか……優しいのね。


私だって……本当は戦いたくないわ。


メリー:……リン……?


なら――


リン:――だけど





レッドは――『私のレッド』はそれを望んだのよ!


だから私は――貴女の肉体を奪う!


メリー:!





もう――戦うしか、無いのよ!


モンスター、全解放!


















…………




















レッド:(間に合わねぇ……けど、走らなきゃなんねぇ!)





レッド:(生きているうちに、あの馬鹿の横っ面をブン殴らねぇと気がすまねぇよ!)


???:行くのですか、レッド?


レッド:!





レッド:え……あ…………あー……


ルージュ:今は、無理に父と呼んでくれなくて構いませんよ。


事情はあの弓使いに聞きました。


レッド:……





……御免、親父。


今は、メリーを追わないとならないんだ。


帰ってきたら、またじっくり話を――





ルージュ:いや、君の……“君達”の戦場はここみたいですよ?


レッド:!





レッド:ちっ、俺の気配に気付くとは――相変わらず隙が無いな、親父。


レッド:貴様……天塔に行ったんじゃ無かったのか……!?


レッド:お前が寝坊するだろう事を予想してた……訳じゃないが


性格上、メリーだけが天塔に来るような気がしたからな。





やはり、決着は俺とお前が付けるのが相応しい。


そう思ったから、こうして出向いてやった。


さぁ、白黒つけようか――





どちらがレッドに相応しいか。


レッド:(コイツがこちらにいるという事は、メリーの方に敵はいない……


アイツさえ無事なら、今は十分だ!)





よーしっ、剣を抜け、俺!


レッド:ふ、あれだけボコられておきながら、威勢だけは一人前だな……


だが俺は





リンの力を借りずとも、貴様など軽く捩じ伏せる自信がある。


レッド:ぐ……グリランドリーじゃないだと……!


レッド:一本2,3Mの安物の剣で悪いな。


リンは別行動中……メリーを待ち伏せてる筈だ。





既に……お前の大事なメリーの体を、乗っ取ってるかも知れないな?


ま、安心しろ、すぐに後を追わせてやる。


レッド:き…………貴様ぁ!





絶対に許さねぇ!ブッ潰してやる!


レッド:ふん……すぐ叫ぶ馬鹿は嫌いだな。


叫んで強くなれる訳じゃない。強さってのは――





――こういう事を言うんだ。
















…………


















メリー:なんて数……!





サージャ:これはズルいなぁ、やはり決闘は1vs1じゃないと。


……墜としていいか?


メリー:……頼む、サージャ、魔物の群れを足止めしてくれ。


その間に、私が彼女を倒す。


サージャ:任せろ――っと





ああメリー、一つ聞き忘れていた。


メリー:何……?





サージャ:足止めするのは構わないが……


別に、倒してしまっても構わないのだろう?


メリー:……死亡フラグを立てるな、弓兵。





サージャ:死、なぁ……。


一度でいいから、死んでみたいもんだ。


……ま、お前らにゃ無理だとは思うが、一応言っておくぜ……。





――俺を殺してみろ。





















リン:あの弓兵、化け物……!?


メリー:余所見すんな!お前の相手はこの私!


リン:くっ!






キィン



リン:……!


メリー:うぬぬぬ……


お前が剣を納めないなら……私はお前を折るぞ!





リン:きゃぁっ!


メリー:頼む、引け、リン!


私は戦いを望まない!


リン:断るわ!


私達には、戦う以外に道なんて無い!





だって、その為に造られたんだから……グリランドリーは!

















………


















レッド:つ、強ぇ……本当に俺なのか……!


だけど、まだまだ……


レッド:無駄だ、お前は永遠に俺に追いつけない。





理由を教えてやろうか?


レッド:な……に……?


レッド:俺は初めて目覚めた時にな……





お前から、何もかも奪ったんだ。


記憶も、力も。


レッド:……!?


レッド:ま、あとちょっとで完全に還せたんだが、心だけが拒否してな。


だがお前を見ている限り……愚かさや弱さだけが残ったようで安心だ。





判ったか!だからお前は俺の“残りカス”なんだよ!


レッド:な、何を……!





お、俺は現にこうやって存在してる……生きて……


レッド:ああ、そうだな。生きてる。


だが……それだけの事だ!





間もなく、メリーも負けて消えるだろう。


お前が消えて悲しむヤツはいなくなる。





俺が終止符を打ってやるよ……!







……………









メリー:はっ、大した切れ味だな。


一体どこの敏腕鍛冶師が打ったんだか。





ドサッ



リン:はぁ……はぁ……


冗談……言ってる場合、かし、ら……





後は……刀身で貴女に触れれば、貴女の体は私の物になる……わ。





メリー:……悪いが、それは私の最後の武器を砕いてからにしてくれ。


リン:何ですって?


メリー:……ヴァルカン、お前の残してくれた想い……


ここで燃え上がらせる!





フレイムハート!


私の最後の武器――それは





この拳だ!


リン:生身ですって……!





メリー:(やはり……既にサラマンドラが死した私では、大した力は望めないか。


(だが、拳が砕けても脚で、脚が切り落とされても額で闘ってやる!





メリー:敗北は……私が死んだ時だ!


リン:往生際の悪い!


生身で本気で私を倒せると思ってるの!?


メリー:拳一つで戦えるとは言わん!!


だが ――





拳一つを甘く見るなよっ!!!

















…………





















レッド:がは………………っ!


レッド:辛うじて防いだか……だが肋骨が逝ってるだろう。


次は無い、終わりだ。





レッド:(く……やっぱり、俺は存在する価値なんてないのか……





レッド:(好きな女も守れねぇで……何が男だ……





レッド:(ああ…………俺の人生って…………
































































――レッドさん、負けないで!――



















え……?


































――んな難しく考えないで、気楽に行こうぜ!自分のスタイルでさ!――




















みん……な……?

































――ファイトだよレッドっ!――




















そうか、俺には……

































――ほら、みんな待ってるよ――



















帰れる場所が……
































――全く、馬鹿なんだから――



















受け入れてくれる人が……


































――ずっと一緒よ…………今度こそ――



















大切な物が―――――沢山、有る。






















馬鹿でもいい。


阿呆でもいい。


俺は愛していた。


フォリアを、サージャを、御影さんを、兄さんを、メリーを


俺を愛してくれた人達を。





カス?カスで結構だ。


馬鹿?いいじゃないか、馬鹿上等。


俺は常に俺で満たされている。


何も欠けてるところなんて無い。


今の自分が俺の全てだ!


見せてやる、“俺”を!





















レッド:うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!


レッド:何!?だが遅い!


ルージュ:……!


















ザクッ…………

























後始末、完了だ――。


























……………………。
























to be continued...





※家庭の事情で、後編は1/2の更新になる予定です。


暫くお待ち下さいませ。


みなさま、良いお年を。
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