レッド：え！？
えーっと……
（しまった、偽名くらい考えておくんだった！）
メリー：どうかしましたか？
レッド：え、えーと、俺の名前は
レ……レレ……（あああ、レッドって言っちま――）
メリー：……判りました。
レレレ様ですね？
こちらへどうぞ。
レッド：へ！？
あ、いや、それは名前じゃなく……ってか何処へ――
メリー：何処って……
ここに。
レッド：うぉい！？
――さあ始まりました、シン○ウ王宮主催・第157回仮面武闘会！
今年は一体誰がどんな目に遭うのかー！
レッド改めレレレ：なななななななんだこの唐突な展開は！？――早速参りましょう第一回戦！
――レレレ選手に対抗するのはこの女！
レレレ：ぎゃー！刺される！
槍ミナルナイツ：遅いッ！
槍ミナルナイツ：でりゃっ！レレレ：ギャー！
レレレ：ぬぁぁ！？今ので大天使シャツが逝った！？――レレレ選手弱い！弱すぎる！
しかしそれに構わず第二回戦逝きましょう。
――レレレ選手への次の挑戦者は……この人だ！
レレレ：なんで負けた俺が戦うんだ！？
レレレ：ぎゃー！クホられる！マスク：失礼な！
喰らえ！パワー直伝……！
マスク：睾・丸・鞭！
レレレ：ギャー!!?レレレ：な、何とか耐え切った……流石は俺のたｍ……はっ！？
代わりにズボンと靴が犠牲に！？――さて、残すところあと一着……じゃない、あと一戦！
いきましょう、決勝戦！
――レレレ選手に立ちはだかる最後の壁は……彼女だ！
レレレ：うぉーい！
レレレ：あ、あのなメリー！？
実は俺……
仮面の鍛冶屋：……
仮面の鍛冶屋：――テメェの正体なんざぁ……
最初ッからぁ――
見切ってんだよォォォォォォォ！！！レレレ：ギャー！
レッド：く……まさか、見抜かれてたとは……
レッド：って、
髪型が戻ってる！？メリー：似合わないから戻してやった。
全く……下らない事に金使いやがって。
メリー：これに懲りたら、もう無駄遣いすんなよ。
レッド：ああ……(俺が買ったわけじゃないんだけどな……)
…………メリー、一つ聞かせてくれ。
メリー：なんだ。
レッド：どうして、あそこまで見た目変えたのに
……俺だって判ったんだ……？
メリー：…………言わないと判らない？
レッド：俺、馬鹿だから。
メリー：……
それはね。
残高が激減してたからだよ！
本日4度目のギャー！――こうして、二人は元通りになったのでした。
めでたしめでたし……と。
判っちゃいたが、猫に小判だったな。
……俺の復活は予想外だったが。
ふぅ……
全く……ロクでもない事をしたもんだ。
20M↑もする紹介状をフイにして
これまた20Mは下らない大天使セットを使って
ちょっとだけシリアス臭漂わせて
結局――
オチがサガフロなんだからな。※レレレ、でピンと来なかった方、申し訳ありませんでした。
そういうネタです。
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