ACT1:死因――被害者はレッド・ウォーロード、20歳。
職業はブレイドマスターで、この家の住民の一人。
槍タン:警部、死因は?
警部:検死しないと詳しいことは判りません。
剣士だけに。ですが、僕の見立てでは……
鞭の様なもので
股間を強打された為かと。……余程恨みがあったんでしょうね。
ACT2:状況槍タン:そ、それにしても……・目のやり場に困るホトケさんですね……。
警部:その割には槍タン、なんか嬉しそ…………いえ、何でもないです。
一体何で、犯人は服を奪ったんでしょう?
犯人の痕跡でも残ってたのか……
槍タン:いや……それは違いますよ、警部。
槍タン:ホトケさんをよく見て下さい。
くっきりと凶器の跡が残っています。
しかし、パンツその他衣類の跡は何も残ってない……。
警部:……つまり、槍タン。貴女が言いたいのは……
槍タン:……そう、ホトケさんは
最初っから全裸だった。ACT3:尾行槍タン:あれが容疑者である妻か……随分
赤いですね。一体何処へ行く気でしょう……?
助手:どうします、槍タンさん?
槍タン:尾行します。
新聞紙の使い方は判りますか?
助手:馬鹿にしないで下さい。
よく見えます。大正天皇かっ!ACT.4 逮捕ウー ウー ピー
ポーピーポー……事件が終わった……。
今回も、人のエゴが生み出した……嫌な事件……。
世界からあのような人間が消える日は、果たして来るのだろうか。
警部:やぁ、お疲れ様でした、槍タン。
槍タン:お疲れ様、警部。
警部:また今回も、助けられてしまいましたね。
槍タン:お安い御用ですよ、この程度の事件。
警部:いやいや……この難事件は、槍タンの名推理が無ければ
迷宮入りしてました。
槍タン:私も、槍で真犯人を突き止めた時には、ハッとしましたけどね。
警部:ええ…………まさか
被害者が真犯人だったとはね。罪状:猥褻物陳列罪 槍タン 第一話 完
PR