パルル:(疲れたよー。蒸れるしー。)
???:あのー。
パルル:んー?
パルル?:そろそろ交代ー。
パルル:あっ、バイトの子だね。有難う―。
じゃ、私はパチンコ屋で涼んで来るよー。
パルル?:パルルちゃんは大人だなぁ…。
パルル:うししっ。
じゃあ、
御影ちゃん後は宜しくねー。
…………
(ふぅ、すっかり影武者バイトの事忘れてた。
この時期は一年でも一番の稼ぎ時だから、頑張ってお金貯めないと。
ウォルスには心配かけちゃったけど……後で謝ればいいかn)
ウォルス:……(じー)
御影:ビクッ!
ウォルス:……?
御影:ぱ、パルルだよー。
お兄さん、どうかしたー?
ウォルス:いや、僕も宝探しをしに来たんです。
御影:そ、そうなんだー。
ウォルスさんはどれくらいお宝に近づいたのかなー。
ウォルス:ええと、まだ全然……って
僕、名乗りましたっけ?
御影:うっ…………う……ウォルスさんと言えば
有名人だから、一発で判ったよー。
ウォルス:
有名?まさか、そんな事は
言うめぇ。 御影:みゃっ!
だ、駄洒落魔人って通り名で知られてるんだよー。
ウォルス:
魔人?マジんですか?。
御影:みゅっ!
ウォルス:まあ、確かに、今は
ひ魔人ですけどね。
御影:みょーん!
ウォルス:大丈夫ですか?
御影:う、うん、ちょっと寒気がしただけー……。
ウォルス:風邪じゃないすか?
早く、ウチに帰った方がいいですよ
御影さん。
御影:うんー。
……あっ!
ウォルス:やっぱり…………何やってるんですか?
御影:ちょ、ちょっと影武者のバイトを――――
ウォルス:……家計の事なら気にしなくて大丈夫、って言ったじゃないですか。
今はスケッチとスクロールだけでも結構稼いでますし……。
そんなに甲斐性無しに見えるのかなぁ……。
御影:ち、違うよっ!
でも……ちょっとお金を貯めたくて……。
ウォルス:お小遣いだったら、言ってくれればあげますよ?
御影:違うの。
どうしても、自分で貯金したいの。
ウォルス:……。
御影:そ、それにね。
パルルちゃんだって助かってるって言ってくれるから
バイト……駄目?続けちゃ?
ウォルス:……。
判りました。
御影さんにとって、社会経験を積むのは悪い事じゃないですし
僕も応援しますよ。
御影:有難うっ。
ウォルス:でも、危ない事や、無理は絶対にしちゃ駄目です。
あと、次からは事前に僕に一言下さいね?
御影:うん、判った。
ウォルス:よしよし(撫で撫で)
御影:えへへ…。
御影:(かっこよくて、頼りになって、優しい……
ウォルスの事を考えるだけで
ウォルスに愛されてるって感じるだけで
私は――
私は――――
――――――――――もう
くうっ
タマランチ会長ッ!!ウォルス:言った傍から大変な事に!?
…………
ウォルス:ふう、やっと綺麗になった……。
ところで――
一体、何のためにお金を?
御影:うーん……それは、内緒。
ウォルス:ふふ、そうですかー。
御影:うん。
ウォルス:
内緒、か……
それは無いっしょー!
…………
…………
パルル(真):や、役場のおじさんー。
舞い上がってる役場のおじさんー。
大変だよー、一大事だよー。
役場のおじさん:どうしたんだい、パルルちゃん。
っていうか失礼だな君。
パルル:それどころじゃないんだよー。
私が
CRネタ界で
15連荘してから
バイトの子のところに帰ったら――――
川が凍ってたんだよー。 PR